常識と非常識2 炭のお話2
2018/10/08
さて、院長の私もいい感じでガラパゴス化しています。炭!炭!炭!はい、今日の本題は炭!です。ガラパゴスですから、もう文章も独自でやらせてください。今は炭活用の多様な商品が世を賑わせています。もう随分前ですが地味だった炭が一気に脚光を浴びブームになった時期がありました。20年くらい前でしょうか。なんでもかんでも炭を使うのがいいと偉い騒ぎになり、いつの間にかスーパーで当たり前のように炭活用商品が鎮座しています。ここ数年では食べだす人も!
炭よ!君もガラパゴスという独自の生態系を持ち進化したのね。
この独自の進化って、どういう由来で進化したのかは、問題だと思う。古来炭は炭本来の個性を生かして使用されてきました。個性を生かすことで、人の生活に役立ち人を豊かにしてきました。
本来ではない使い方で人の生活に不利になることもあるよと私は言いたい。
ミイラを作るとき炭を使うといいます。腐らないようにするため。
正倉院などの下には炭が埋められています。大事な書物が痛まないようにするため。
生物の活動を抑制するのが炭
カビとか、臭いとか、抑制してくれるのは嬉しいですよね!
人間も沢山の細菌と共存して生きています。細菌!と聞くと除菌せねばと思いますが、人の体内対外は善悪混在の細菌の温床です。有名なところでは、大腸の乳酸菌ですよね。菌によって体は健康を保てています。
なのに食うのかよ~、
炭の上で寝るのかよ~。
と、私は思うのです。
私はガラパゴス。世の中のトレンドとは逆を生きる女。でも、世の中に迎合したいという願望もある女。
愛してやまないパン屋の炭クッキーがどんな味か気になって仕方がなく、買って食べてみました。ジャリジャリして特に味もなく、噛むたびにザラザラとクッキーが粉状に崩壊し、その炭粉が歯びっしりとこびりついて、お歯黒のようになり、しかも中々取れない。絶対に恋人同士が食べてはいけない食べ物だと悟りました。
でも、この恐怖じみたクッキーを私は、恋しいと思うのです。
いたずらに最適だから。