インストラクターは憧れの人、整体は？

スポーツクラブに通う夫にはアイドルのインストラクターがいて、「お疲れ様です」と挨拶をされ浮かれていた。

女性で若くてきれいで愛想がよければどのインストラクターでも「俺のアイドル」で全員ファンなので、スポーツクラブの戦略にまんまとはまるタイプだ。

アイドルを励みに運動を続けるタイプだ。

私のように自己陶酔型ではない。

夫のアイドルの一人が別の店舗に移動になり、後任で筋肉ムキムキの若い男性が配置さてた。夫のテンションは砂漠の一日ほど灼熱から氷点下に落ち込んでいる。一応顔には出さないようにいしているがテンションが駄々洩れだ。

「俺の最後の砦」

もうアイドルは一人しか残っていない。

で、帰りに私たちは私服のアイドルインストラクターとすれ違った。

「私服が可愛かった。デートだろうか。デートだろうか！？」

と夫は気にしていた。 まるでストーカーである。

そして予感は的中し、私たちは車で帰る途中、信号待ちをしているインストラクターと彼氏らしき男性が並んでいるのを目撃した。

夫は天国から地獄に突き落とされ更に冥界をさまよっていた。

で、すれ違いざまギロリと凝視しその女性が全く別人であることがわかると、あっという間に天国に昇天し

「俺の夢は守られた！」

と言っていた。 男性も中年になると若い女性に夢を見るのだろうか。

若干キモい。

スポーツクラブはカリスマ性のあるインストラクターがいると、やる気を鼓舞されて継続して健康管理ができるという縮図を見た。

 天指も人材にはこだわって採用していて、印象の良いスタッフ達が在籍している。 やはり接客業なので印象というのは大事だなと思う。 人に安心感を与えられるようなセラピストであるように努めていきたい。

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